俳優生田斗真(37)が19日、都内で主演映画「土竜の唄 FINAL」(三池崇史監督)の初日舞台あいさつに出席し、司会を務めた弟でフジテレビの生田竜聖アナウンサー(33)と「兄弟共演」を果たした。

生田斗真が潜入捜査官・菊川玲二を演じる人気シリーズの3作目にして完結編。取引額6000億円の麻薬密輸を阻止するため、極悪ヤクザとのバトルに挑む。

サングラスをかけ、全身ゴールドのド派手衣装で現れた斗真は、竜聖アナから衣装について振られ「この日のためにゴールドの衣装を作っていただき、ありがとうございます」と感謝した。

続けて「大谷翔平さんがなんとMVPをとりました。我々が本気で作ったMOGURAもぜひ」と呼び掛けると、すかさず竜聖アナから「あいさつは後ほど」とつっこまれ、斗真は「やめろやめろ、ダメ出しは、あとでお願いしますよ」と返して笑いを誘った。

竜聖アナは「弟ながら(斗真が)『源氏物語』とか『人間失格』とかいろいろ映画やってきて、突然の『土竜の唄』で裸の兄を劇場をみて、このまま兄はどこへ向かってしまうのだろうと思いもありましたけども、こうしていろいろな方に愛されて、ファイナルを迎えていることを私もうれしく思います」とほっとしたような表情で話すと、斗真は「私情が入りすぎています」と優しくつっこみを入れた。

竜聖アナも同作にアナウンサー役で出演しているといい斗真は「緊張しすぎだよ。硬かった」とだめ出し。三池監督も「一行目にかんでいましたから。NG出まくり」と振り返った。

降壇時に斗真は、竜聖アナの横にいき、肩をたたいてサムアップポーズ。「よかったよ」とひと言つぶやくと、竜聖アナも笑顔をほころばせた。