NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の25日に放送された第19話の平均世帯視聴率が17・2%(関東地区)だったことが26日、ビデオリサーチの調べで分かった。第8話、第13話の16・5%が最高記録だったが第19話で更新した。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、「たちばなの菓子で救われる人が、きっとおるはずじゃ」。再び、菓子作りへの意欲を取り戻した金太(甲本雅裕)。戦後焼け野原となった岡山の町も、少しずつ復興に向け動きだしていた。安子(上白石萌音)は材料集めに奔走し、幼い頃からの憧れだったあんこ炊きを金太から教わる。そうして出来上がったおはぎを売りに町へ出ると、持ち逃げしようとする小さな手が…。その男の子を引き留めた金太は、おはぎ売りを託す。そして金太が亡くなっているという知らせが入ってきたのは、翌日のことだった。