映画「カメラを止めるな!」などの作品で知られる上田慎一郎監督(37)が24日、ツイッターを更新。映画業界でハラスメントや労働環境などが問題視されている現状を受け、来年1月14日公開予定の最新作「ポプラン」について、「1日の撮影時間は原則12時間まで」「撮影終了から翌日の撮影開始までは10時間以上空ける」などのルールを設けて撮影を行ったと報告した。

上田監督は「映画『#ポプラン』は労働基準のルールを明確に定め、キャスト・スタッフと契約書をかわした上で撮影しました」と報告。「“1日の撮影時間は原則12時間まで”“撮影終了から翌日の撮影開始までは10時間以上空ける”などです。契約書には”ハラスメント厳禁”などの内容も入れてもらいました」と内容を説明した。

上田監督は17日にツイッターの更新で「どんなに優秀だろうとも、誰かを苦しめるハラスメントを行うなら、その人と一緒に仕事はできない」と書き出し、続くツイートで「映像業界のハラスメント、長時間労働、低賃金労働…いろんな問題があぶり出されてきてる。これをきっかけに変えていかなきゃって思う。自分ができることを勇気と覚悟と責任を持ってやっていきたい」とコメントしていた。