歌手生活40周年を迎えた歌手原田悠里(66)が4日、熊本県立劇場演劇ホールで、60人のオーケストラをバックにコンサート「ロイヤルチェンバーオーケストラwith原田悠里」を行った。

熊本・天草出身の原田は、フルオーケストラとは初共演。新曲「港町シネマ」や「木曽路の女」「津軽の花」などのヒット曲、オペラ「蝶々夫人」をモチーフにした「歌語(うたかた)の浪朗唱・明治幻燈・お蝶夫人」、世界各国で歌われているコロナに負けるなソング「今この時に」、アンコールでは師匠北島三郎の「まつり」も熱唱するなど、全13曲を披露した。

ゲストには、NHK朝ドラ「おちょやん」の音楽担当で、のこぎり奏者のサキタハヂメや新進三味線奏者岩田桃楠(いわたももくす)が世界初演の「三味線協奏曲」で演奏参加した。

原田は「今回は、この故郷熊本でロイヤルチェンバーオーケストラの皆様と共演するという夢のようなお話をいただき、それからたくさんの方々の大変なご尽力をいただき、夢が現実になりました。歌手生活40周年を迎えさせていただく中で特別でぜいたくなコンサート…。この感謝の心を表す言葉すら見つける事ができませんが誠心誠意、心を込めて歌わせていただきます」とあいさつ。

終演後には「すばらしい経験をさせていただきました。今後も、全国で総勢60人のこのロイヤルチェンバーオーケストラの皆様とコンサートできる事を励みに頑張りたいと思います」と笑顔を見せた。