18日に35歳で急死した女優神田沙也加さんの母、歌手松田聖子(59)は深い悲しみにくれているという。25回目の出場が発表されている大みそかの「NHK紅白歌合戦」まで2週間をきっており、突然の訃報に、今後の仕事への影響が心配されている。

聖子は11年の「紅白」で、神田さんとテレビ初共演を果たした。坂本九さんの名曲「上を向いて歩こう」を母娘デュエットし、熱唱後、2人で手をつなぎ笑顔で肩を抱き合い頬を寄せた、思い出深い番組でもある。

聖子をめぐっては19日に東京のホテル、グランドプリンスホテル新高輪で開催予定だったクリスマスディナーショーは中止となった。聖子のクリスマスディナーショーは23日から4日間、大阪のホテルでも開催されることが発表されている。

聖子自身は19日夕現在、コメントしていないが、聖子の所属事務所がこの日、「松田は、未だこの現実を受けとめることが出来ない状態です」とのコメントを発表。聖子が「深い悲しみ」にあるとした。

19日夕現在、同日のクリスマスディナーショー中止以外、聖子の今後のスケジュールに関し、変更などのアナウンスはない模様。

聖子は昨年、デビュー40周年という大きな節目を迎えたが、コロナ禍で記念全国ツアーが延期になった。困難を乗り越え今年、ツアーを成功させ、記念アルバムを発売するなど精力的に活動していた矢先の悲報だけにショックは大きい。

神田沙也加さんは1986年、父神田正輝と母聖子の間に生まれた。聖子は娘の神田さんに、自身のシングル曲を作詞作曲してもらったり、2人でCMなどで共演したこともある。

神田さんは18日、ミュージカル「マイ・フェア・レディ」出演のため滞在していた札幌市内のホテルから転落し、同午後9時40分に亡くなった。

 

◆主な相談窓口

・いのちの電話

ナビダイヤル=0570・783・556(午前10時~午後10時)

フリーダイヤル=0120・783・556(午後4時~同9時。毎月10日は午前8時~11日午前8時)

・日本いのちの電話連盟 https://www.inochinodenwa.org/