今年のM-1グランプリで最下位に終わり、審査員の上沼恵美子(66)から「気絶してた」とソッポを向かれたランジャタイが、激戦から一夜明けた20日、大阪・ABCテレビで、同局「やすとものいたって真剣です」(木曜午後11時17分=関西ローカル、23日放送分)収録に参加。上沼がオール巨人とともに、今年で審査員を最後にすると表明したことを受け「いやです」と語った。

コンビは、国崎和也(34)が奇声をあげ、伊藤幸司(36)ともども奇妙な動きをするなど、独特の世界観でネタを進行。上沼は目を見開き、かたまったままで「(ランジャタイのネタ中に)気絶してた」。巨人からは「人間はええから、漫才変え(なさい)」と告げられていた。

上方漫才を代表する大御所審査員2人からの評価を得られずM-1を終え、なおかつ、その両人が「今年で審査員を卒業する」と決めたという。これについて聞かれると、伊藤は「いやですね」と即答。「もう1度お会いしたいです。(気絶ということで)待ち伏せしてでも、どこかで(ネタを)見せたい」と切望。国崎は「本気で怒ってましたかね…」と心配した様子で振り返った。

ただ、前夜のM-1を機に、コンビは「全部(環境が)変わりました」。国崎は、この日、番組出演のため、JR新大阪駅に着くと「3人くらい、サインくださいって!」と寄ってきたと明かし、M-1効果を実感していた。

番組にはインディアンス、ゆにばーす、モグライダーらファイナリストと、敗者復活はならなかった見取り図らも出演。見取り図の盛山晋太郎(35)は「僕らは負けた身…。やすともさんに勝負パンツ買ってもらったんですけど、どう返品しようか…」と思案。リリー(37)は「4年ぶりに視聴者としてM-1を見ました。M-1戦士ってかっこいいなって…」と複雑だった思いを口にしていた。