木村拓哉(49)が21日、横浜・日産グローバル本社ギャラリーで行われた同社の新技術「e-4ORCE」新CM発表会に出席した。同社のブランドアンバサダーを務めており、新CMに出演する。

スーツ姿で登場し、「『e-4ORCE』を一足先に体験させていただきました。この技術のすごさをお伝えできればいいなと思っております」とあいさつした。「ぜひ皆さんにも体験してほしいなと、ふつふつと思っております」と言葉に力を込めた。

テストコースで、同技術が搭載された車の後部座席や運転席に試乗したという。「後部座席って、自分が荷物的な存在になる部分があると思うんですけど、加速やブレーキングがストレスにならないんですよ。新幹線にイメージ。乱暴な乗り心地は一切無いし」と熱弁し、「レコーディングスタジオのような。ラジオとかでブースに入るじゃないですか。その雰囲気にすごく車内は似てますね。本当に静かです」とアピールした。

さらに同席した同社の伊藤由紀夫常務執行役員に対し「伊藤さんにお聞きしたいのですが、今後他の車種にも『e-4ORCE』を搭載する予定ですか」と前掛かりに尋ねた。伊藤氏から「できるだけ多くのモデルに搭載できるように社内で検討します」と返答を受け、「ありがとうございます! なんで俺がありがとうございます、って言っているのかは分からないですけど」と笑った。

さらに同技術の魅力を一言で表現するなら、と司会者から聞かれ「CMでは『やっちゃえ、日産』ってワードでやらせていただいているんですけど、『やりすぎ、日産』って感じですね。ホント、積んだもん勝ちだと思いますよ」と絶賛した。

また、今年1年を振り返って、「まだやっぱり状況的には両手を広げて何かを楽しんだりとか、分かち合ったりとかが難しい状況だと思うんですけど、皆さんと同様、本当に踏ん張って、1歩ずつでもいいから前に進んできたなっていう」と説明。「進んできたっていう事実が、今後の自信や希望につながってると思いますので、踏ん張り続けたいなって思います」と意気込んだ。

さらに来年の抱負を聞かれ、「(同社の車種)ARIYA同様、ブレずに、揺れずにいきたいなと思います」と答え、うなずいた。