高校生までのジュニア世代を対象としたミスコンテスト「ジュニアアースジャパン2021」が21日、都内で行われ、リリー部門(小学4~6年)で伊藤凛香さん(12)、ラベンダー部門(中学1~3年)で蓬田杏花里さん(13)、ガーベラ部門(高校1~3年)でシューク真理沙さん(17)がグランプリに輝いた。

同コンテストは世界4大ミスコンテストのひとつである「ミスアースジャパン」が次世代を担う子どもたちの夢の応援、環境保護への意識向上などを目的として新設したもので、今回が初開催。計4500人の応募者の中から地方大会を勝ち抜いたファイナリスト33人がランウエーやスピーチを行って審査を受け、部門別の初代グランプリ3人が決定した。

まだ小学6年生の伊藤さんは「覚えることが苦手で、せりふが覚えることが大変でした。将来はいろんなジャンルを演じられる女優さんになることなので、これからコツコツと将来の準備をしていきたいと思いました」と話した。

部門はひとつ上となるが伊藤さんの1学年上の中学1年生の蓬田さんは「ウオーキングが難しくて、1から先生に習って頑張りました。先生方に感謝しています。将来は医者になって、世界で困っている子どもたちを助けていきたい」と意気込みを語った。

年長のグランプリとなったシュークさんは米国人の父を持つハーフ。モデル活動なども行っているというが「話し方や表情などモデルとの違いを感じました。年下の子たちもしっかりした子が多かったです。知らないことばかりでしたが、感謝の気持ちしかありません」と振り返った。現在高校3年生で、受験も控えている。将来は教員を目指しており「伝えること、発信すること、教えることを本格的にやっていきたい」と力を込めた。

コンテストには歌手の井上あずみ(56)と、実娘で同じく歌手のゆーゆ(17)、声優の松本梨香らがゲストとして登壇。ランウエーでは井上が「となりのトトロ」「君をのせて」、ゆーゆがLiSAの「紅蓮華」、松本が「めざせポケモンマスター」などを歌い、子どもたちの背中を押した。井上は「お母さんの気持ちみたいになっちゃいました。すごくニコニコしながら手拍子している子どもたちがいたので、歌いやすかったです。ちょっとでも私の歌でリラックスしてくれればいいなと思ってました」と感想を語った。ゆーゆも「みなさんが頑張っている姿を見て、私も歌手として、たくさんの夢を与えられたらなと思いました」と話した。