X JAPANのYOSHIKIが23日、都内で会見を開き、3年ぶりとなるディナーショー「EVENING/BREAKFAST with YOSHIKI」を来年8月に開催すると発表した。

YOSHIKIは、11月初旬に米ロサンゼルスから一時帰国。日本での公の場は、19年12月に行われた「NHK紅白歌合戦」出場者会見以来2年ぶりとなった。YOSHIKIは「どうも。お久しぶりです、YOSHIKIです。久しぶりに日本に来られて、皆さんの前に姿を見せることができてうれしいです」と笑顔。仕事の関係で今週中の再渡米を予定していたが、新型コロナの状況を鑑みて中止に。滞在期間が延び、日本での楽しみについては「ラーメンとか食べたいよね」と話して笑った。

YOSHIKIのディナーショーは14年から始まり、19年まで6年にわたり開催。昨年と今年はコロナ禍で見送られており「今回ディナーショーの発表に踏み切れたことで、エンターテインメントが動きだせるだろうと思う。2年間慎重に考えて、そう思えてきた」と話した。

公演の演出には最先端技術も取り入れ「(ライブとデジタルの)ハイブリッドなコンサートになると思う」と予告。久々の有観客のステージとなるが、「僕はステージが海みたいなもの。水を得た魚」と緊張感はない様子。「では冷静ですか」との質問には「冷静だったらドラムをぶっ壊したりはしない」とジョークで笑わせた。

開催は8月11~28日までを予定し、自身最多の20公演を行う。ほとんどが1日2公演で体力面の心配もあるが「(コロナ禍で)1年8カ月くらい1人でご飯を食べてきた。そういう苦しみからしたら、200公演くらいできますね」とすがすがしい表情。自身をフィーチャーした16日発売の雑誌「Numero TOKYO EXTRA」では鍛え上げた美しい肉体を披露しており、「年はとったけど、体力は人生で一番ある。人生で一番いい体になってる」と連続公演にも自信を見せた。

この日、YOSHIKIは会見冒頭でX JAPANの「Forever Love」をピアノ演奏。終盤のフォトセッション直前でも「じゃあ、1曲クリスマスの曲でも弾いて」と申し出た。さらに「サンタの帽子とかあったりしない?」とスタッフにリクエストし、赤い帽子をかぶっては「かっこ悪くない? 大丈夫?」と確認して笑わせた。サプライズも盛り込み、最後までサービス精神たっぷりだった。

本日からチケット受付が開始されている。

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