タレント楽しんご(42)が6日、今年大みそかの格闘技「RIZIN」出場に名乗りを上げた。この日、都内で劇団桜舞の舞台「天狗の義」(13~17日、東京・武蔵野芸能劇場)の取材会に出席した。

新選組三番隊長・斎藤一を演じる楽しんごは、今年の目標を聞かれると「今、事務所に所属していないんでスカウトしてください。プロレスでもなんでも、AVでも出ます。また地上波に出たいので、大みそかのRIZINに出場したいです。(プロレス団体)DDTの(ゲイレスラー)男色ディーノみたいな立ち位置で」と願望を口にした。

物語は幕末を舞台にした時代劇。桜田門外の変から、新選組初代筆頭局長・芹沢鴨が暗殺されるまでを描く。主役の芹沢鴨を松田優(58)が演じる。隊士の清河八郎役の氏神一番(62)は生歌も披露する。

脚本・演出も担当する、岡田以蔵役の宮島啓(34)は「幕末を生きた人々の生きざま、死にざまをリアルに伝えたい」と話した。

初の時代劇となる楽しんごは「緊張していますけど、立ち回りも刀より蹴りや殴りで頑張ります」。主役の松田には、20歳の時に俳優を目指して師事した。「初めての役が北朝鮮のサイボーグでした(笑い)。今は整体の仕事もやってるけど、芸能の仕事がほとんどない。声をかけてもらってうれしい、頑張ります」と笑顔を見せた。

楽しんごについて、松田は「存在感がある」、氏神は「瞬発力がある」、宮島は「人前に出るのに慣れているので、安心して芝居をつけることができます」と話した。

芹沢の愛人・お梅役の北嶋マミは「センスがあるし、キュートでかわいい。マッサージをしてもらいたいですね」。宮島が「僕も」と続くと、楽しんごは「宮島さんはタイプなんで、違う足を」と笑った。

お笑いコンビ、おいなりで楽しんごと組む渋谷りゅうき(37)は遊郭の雑用をこなす牛太郎役。「せりふが少ないので、動きでカバーします」と話した。