NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の第52話が14日に放送された。ヒロインるい(深津絵里)とジャズトランペッターの大月錠一郎(オダギリジョー)が、洋服店の試着室で抱擁するシーンに、朝から視聴者が盛り上がった。

※以下ネタバレを含みます。

前作「おかえりモネ」では、コインランドリーが抱擁の舞台だった。ヒロイン永浦百音(清原果耶)と医師・菅波光太朗(坂口健太郎)が銭湯に併設されたコインランドリーで初めて抱擁。ようやく結ばれた2人に視聴者が歓喜した。

コインランドリーと試着室。ともに意外な場所でのラブシーン。ファンにとっても忘れられない名場面となりそうだ。

ただ、前作と異なったのは「オチ」がついたこと。洋服店の男性店員に試着室の鏡越しに抱擁を見られてしまった。キスしようとした錠一郎が店員に気づき、試着室のカーテンを閉めたところで今回の放送が終わった。

朝の情報番組「あさイチ」の朝ドラ受けでは、MC鈴木奈穂子アナが「今日は1日キュンキュンですね」と「試着室の抱擁」に大喜び。博多大吉が「お客様、試着室はおひとりでお願いします」と笑わせると、華丸も「(錠一郎が試着した)赤いジャケットは買い取りでしょうね」と続けた。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。