NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の第58話が24日に放送された。早乙女太一演じるトミー北沢がウイスキーをラッパ飲みするシーンが注目された。

※以下、ネタバレを含みます。

この日の放送で、トミーは、ジョー(オダギリジョー)がデビューをあきらめ帰阪した理由を知る。ショックを受けたトミーは、ジャズ喫茶「ナイト・アンド・デー」でウイスキーのボトル片手に悲しげにトランペットを吹く。さらに、ウイスキーをラッパ飲み。泥酔したトミーは店に現れた奈々(佐々木希)にキレる。「ふざけんなよ! お前の親父がジョーを預かったんやろ。最後まで責任取れや! なんやねん。訳のわからん病気になったゆうて、ゴミみたいに捨てやがって。ジョーは治る。絶対、治る!」。

この時、トミーが飲んでいたウイスキーが「MILD PHEASANT」という銘柄。有名バーボンウイスキー「WILD TURKEY」(ワイルドターキー)をもじったものと思われ、ツイッターには「『Wild Turkey』ならぬ『Mild Pheasant』を呷るトミーさん。ラッパ飲みはだめよ…」。さらにはヒロインの名前が「雉真るい」ということから「ワイルドターキーじゃなくて、マイルドフェザント。"優しい雉”」。「トミーが飲んでいたwild turkeyならぬmild(マイルド) pheasant(雉)に『きじまるい』が隠れている」という推察もあった。

「あさイチ」の朝ドラ受けもトミーの「ラッパ飲み」の話題に。博多大吉が「トミーはちょっと酒を飲み過ぎな感じ。あれはプロとして失格です」と話すと華丸も「瓶を持ったまま。これはダメですねえ。“ラッパ”飲みはダメ、トランペッター」とオチをつけた。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。