日本映画製作者連盟(映連)の2022年新年記者発表会が25日、都内で行われた。21年の映画界の概況と興行収入(興収)10億円以上番組が発表され、20年末に活動を休止した嵐のライブ映画として21年11月26日に公開された「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」(堤幸彦監督)が興収45億5000万円を記録し、邦画の実写映画で1位(アニメも含めた全体で4位)となった。

配給の松竹では、20年12月公開の「滝沢歌舞伎ZERO 2020 The Movie」も同21億4000万円で全体15位、岡田准一主演の「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」が14億2000万円で全体23位、Snow Manのラウールの初主演映画「ハニーレモンソーダ」も同10億円で全体32位と、ジャニーズ事務所の映画が大ヒットした。

さらに、21年12月30日公開の、嵐の松本潤の主演映画「99.9 刑事専門弁護士-THE MOVIE」も、24日時点で興収24億2000万円を記録し、大ヒットスタートを切っている。「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」とともに、現在も上映中だ。

松竹の迫本淳一社長は「弊社は昨年度、興行が始まって4位くらいの好成績を上げることが出来ました。『滝沢歌舞伎』『ハニーレモンソーダ』…特に『ARASHI-』は45億5000万円…実写映画では1位で、続映中です」と報告した。