NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の第61話が27日に放送された。朝の情報番組「あさイチ」MC陣も朝ドラ受けした。

【カムカム】大阪編相関図、キャストはこちら>>

※以下ネタばれを含みます。

この日のあらすじは、京都で暮らし始めたるい(深津絵里)は錠一郎(オダギリジョー)と一緒に回転焼き屋をオープンさせた。しかし近所からの評判はあまり芳しくなく、回転焼きは全く売れない。様子を見に来た一子(市川実日子)は、あんこの味には自信があるというるいの言葉を受け、試食をしようとした瞬間、近所で酒屋を営む森岡(おいでやす小田)が「大変だ!」と店に飛び込んできた。

商店街の荒物屋、吉右衛門(堀部圭亮)が錠一郎と映画の殺陣のマネをして腰を痛めてしまった。回転焼きをおわびに渡し、るいが戻ると、店は繁盛していた。一子が大月の回転焼きの味を認め、それが評判を呼んだのだった。そうして大月の回転焼きは少しずつ認められていった。

酒屋のおじさん、森岡新平として、お笑い芸人のおいでやす小田が朝ドラ初登場した。“キレの良い”トークで主人公らを見守る設定だ。この日の第61話の最後は銀幕スターのモモケンこと桃山剣之介が死去し、息子の桃山団五郎がテレビ画面で「コンチキチン…」と持ち芸を披露して終わる斬新なもの。桃山親子はどちらも尾上菊之助が演じた。

あさイチで博多大吉が「斬新な終わり方で…」と言うと、華丸も「おいでやす小田の存在が消えました」と振り返った。大吉は「残念でした小田くん」と話したが、京都編での熱演が期待される。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。