男女デュオの「まるりとりゅうが」が29日、インスタグラムでの生配信で、3月末をもって無期限活動休止することを発表した。

公式ホームページなどでも発表され、今後はそれぞれの音楽活動は継続するものの、3月12日に活動休止前最後のライブとなる「まるりとりゅうが2022~別居します~」を開催するという。

MaRuRi(まるり=24)とRyuga(りゅうが=24)もそれぞれ直筆のコメントを発表し、Ryugaは「この決断のきっかけは私、Ryugaの声にあります。2年半前ごろから機能性発声障害と呼ばれる脳のエラーによって、思うように歌うことができず苦しんでいました」と明かした。

その上で「まるりには大事な人生、歌姫になりたいという大きな夢がある。私はまるりの人生を巻き込んでまでも『まるりとりゅうが』に魅力を感じていましたが、今は自分の声のせいでその魅力を感じられません。まるりはソロで確実に日本中を感動させる歌姫になると思っています。本気で応援してる」と決断を下した経緯についてつづりつつ、今後も制作活動などは行っていくとした。そして「また自由に歌えるようになったら、何年後かはわかりませんが、まるりと『まるりとりゅうが』の曲を笑顔で歌いたいです」とした。

一方、MaRuRiも「2年半、私以上にきつかったのはRyuga君だと思います。つらかったのにステージに立ち続けてくれてありがとう。お疲れさまでした」とねぎらいつつ「歌うことはやめません。また1からソロ活動をしたいと思っています」と今後の決意もつづった。

◆まるりとりゅうが MaRuRi(まるり=1997年3月4日、福岡県生まれ)と、Ryuga(りゅうが=1997年8月8日、北海道生まれ)による本格派男女デュオ。SNSを通じて知り合い、インスタグラムでの「インスタライブ」が話題となり、18年4月に結成し始動。同世代を中心に共感が広がる恋愛ソングが得意で、19年には「レコチョク上半期サブスクランキング」で新人アーティストランキング1位に。昨年6月には、初のフルアルバム「まるりとりゅうが」を発売した。