NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の第76話が17日に放送された。ドラマの中でラジオから1983年(昭58)夏の甲子園準々決勝、PL学園-高知商の実況が流れた。

※以下ネタバレを含みます。

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ヒロインひなた(川栄李奈)が高3の夏休み、映画村でアルバイトを始めた。休憩所で女優・美咲すみれ(安達祐実)と出会うシーンがあった。そのバックでラジオで放送されていたのが夏の甲子園中継。実況担当は、今ドラマ3度目の声の出演となった元NHKアナウンサーの小野塚康之氏。試合は8月19日に行われた準々決勝第3試合、PL学園(大阪)-高知商(高知)だった。

PL学園の先発は1年生の桑田真澄投手。4番は同じ1年生の清原和博一塁手。「KKコンビ」1年目の夏だった。

ドラマの中では、桑田投手が打ち込まれる場面が実況された。この試合は10-9の乱打戦の末、PL学園が勝ったが、桑田投手は5回途中8安打5失点で降板。一方の清原一塁手は4打数3安打3打点の活躍で桑田投手の不調をカバー。準決勝進出に貢献した。その後PL学園は準決勝で優勝候補の池田(徳島=エースは水野雄仁投手)、決勝で横浜商(神奈川)を破り全国制覇を達成した。

「KKコンビ」の2人はこの夏をスタートに5季連続で甲子園に出場。3年夏にも全国制覇を達成。その後は運命のドラフト会議を経てプロ入り。桑田投手は巨人、清原一塁手は西武で活躍。1997年には清原一塁手がFAで巨人に移籍。高校時代以来の「KKコンビ」が復活した。