乃木坂46に新加入した5期生のお披露目イベント「5期生 お見立て会」が23日、千葉・幕張メッセで行われた。公式YouTubeチャンネル「乃木坂配信中」で配信中の特別番組「乃木坂46時間TV」内で開催され、一時は同時視聴者27万人以上が見守った。自己紹介し、特技やライブパフォーマンスを披露した。

この日は五百城茉央(いおき・まお=16)一ノ瀬美空(いちのせ・みく=18)井上和(いのうえ・なぎ=17)小川彩(おがわ・あや=14)奥田いろは(おくだ・いろは=16)菅原咲月(すがわら・さつき=16)中西アルノ(なかにし・あるの=18)の7人が登場。5期生は11人新加入したが、冨里奈央(とみさと・なお=15)が新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者となり欠席。残りの3人も学業のため出演しなかった。

まずは名前順に1人ずつ登場し、自己紹介。マグロが好きという兵庫県出身の五百城は、「最終審査の時にほぼ初めて東京に来て、築地に行ってマグロ丼を食べました。いつか、マグロの解体ショーをしたいです!」と笑顔を見せた。福岡県出身の一ノ瀬は「理想のアイドルは、松村沙友理さんです」と明かし、「好きになってくれんと、すねるけん」と博多弁でアピール。大きな拍手を浴びた。

井上は自筆のイラストを書いてあいさつ。過去に「ねぎ」や「うなぎ」などのあだ名で呼ばれたことを明かし、「これからは、乃木坂46のなぎなので、『のぎのなぎ』で覚えてくださるとうれしいです」と呼び掛けた。7人中最年少の小川は、自身の名前「おがわあや」であいうえお作文を披露し、ステップを踏みながら“右手がずっと勝つじゃんけん”を披露した。

奥田は、3カ月アルバイトをしたというコーヒーショップの接客を再現し、「皆さんの心を動かすパフォーマンスをすること、皆さんの心をいろは色に染めることです」と目標を明かした。菅原は得意というウインクを連発し「恥ずかし~」と顔を手で覆って照れ笑い。中西は友達の名字をそのまま名前にしたというペットのヤモリなどの写真を公開し、笑いを誘った。

続いて1人ずつ特技を披露した。まず一ノ瀬が「3年前に辞めた」というピアノで「トルコ行進曲」を演奏した。「いつか『サヨナラの意味』を弾いてみたいです」と笑った。井上は石こう像のデッサンや自画像など絵画を披露し、「もっともっと上手な自画像を皆さんにお見せできるように頑張ります」と伝えた。

小川はそろばんで10けたの足し算に挑戦し、さらに踊りながらクラリネットで「ジコチューで行こう!」を吹いた。奥田はSaucy Dogの「いつか」をギター弾き語りで披露。五百城は剣道の素振りと書道を見せ「乃木坂46に入って心がけたいことは、『人に優しく自分に厳しく』です」と話した。

菅原はバスケのフリースローとドリブルシュートに挑戦。フリースローを一発で決めると「3回くらいやるかな~と思って…。ウソでしょ~、入っちゃった!」と驚いた。中西は「最終審査で歌わせていただいた、人生を変えてくれた曲といっても過言ではない」という、尾崎豊の「I LOVE YOU」を熱唱。「初めてこんなにたくさんの人の前で歌ったので…楽しかったです」とほほ笑んだ。

ラストは7人でライブパフォーマンス。一ノ瀬センターで「ガールズルール」、井上と中西のダブルセンターで「インフルエンサー」、奥田センターで「君に叱られた」を次々に披露した。五百城は「最後までありがとうございました。今日来られなかったメンバーも含め、5期生11名、乃木坂46の一員として精いっぱい頑張っていきます。皆さん5期生をよろしくお願いします」とあいさつ。全員で「よろしくお願いします」と頭を下げ、大きな拍手を浴びた。

5期生オーディションは昨年7月から応募開始し選考。応募人数は8万7852人で、日本のグループアイドルの単独オーディション史上最多の数字となった。新加入は11人で、倍率は7987倍にものぼった。

この日初披露される乃木坂46の29枚目シングル(3月23日発売、タイトル未定)のセンターを5期生の誰かが務めることも発表されている。ツイッターなどのSNS上では、お見立て会を視聴したファンから「5期生レベル高すぎ」「誰がセンターでもおかしくない」などの声があがっている。