菅田将暉(29)主演フジテレビ系連続ドラマ「ミステリと言う勿れ(なかれ)」(月曜午後9時)の第9話が、7日に放送される。

菅田が演じるのは、天然パーマにコンプレックスを持つ、友達も彼女もいない、カレーをこよなく愛する東英大に通う大学生、久能整(ととのう)。さまざまな事件に巻き込まれる中、淡々と自身の見解を述べるだけで、謎も人の心も解きほぐしていく。同名の原作漫画は16年から「月刊フラワーズ」(小学館)に連載され、単行本は累計1300万部超えている。

第9話では、整は東英大学の准教授・天達春生(鈴木浩介)に招かれ、大隣署捜査官の風呂光聖子(伊藤沙莉)とともに山荘で行われたミステリー会に参加する。天達のパートナーだった美吉喜和(水川あさみ)は、幼い頃の整に「考える」「気づく」「誰かに話す」ことの大切さを教えるなど大きな影響を与えた存在だった。整と出会った数年後に殺された喜和は、ストーカーに殺害されたという事実を知る。

喜和だけでなくストーカーも暖炉にくべられた夾竹桃(きょうちくとう)の毒性の煙で死んでいた。風呂光は、最近は都内でもストーカーによる連続殺人が発生していると言う。整は山荘に来る前、天達から「参加者の中に一人だけうそをつく人物がいるので見ていて欲しい」と頼まれたことを話す。風呂光は天達から逆に「うそをつかない人を見ていて欲しい」と言われたという。整と風呂光は、喜和の事件に何か裏があるのではないかと考え始める。

翌朝、目覚めた参加者たちは雪かきをする。整が天達に、喜和の事件に関して尋ねると、第三者の進入の形跡はなかったが、ずっと事件について違和感があったと答えた。そして天達は整に「とにかく会の状況を先入観なしに見て欲しい」と頼む。そんな時、風呂光は夾竹桃の枝が数本折れていることに気づく。

雪かきを終え、整と風呂光がガレージで道具を片付けていると停電が発生し、電動シャッターが開かなくなり閉じ込められてしまう。整たちは山荘につながるドアを天達に開けてもらい解放される。復旧は夕方までかかりそうとのことでとりあえず昼飯を食べることになり、整はカレー作りを頼まれる。参加者を観察する整は、ある事に気が付く。