NHK総合で37年続いた長寿番組「バラエティー生活笑百科」(土曜午後0時15分)の最終収録が7日、大阪・NHK大阪ホールで行われた。最後の放送となる1792回目は「最終回スペシャル 幻のテーマ曲をフルで初公開!」(4月2日放送予定)と題し、収録した。

同番組の相談員として、番組がスタートした85年から28年半に渡ってレギュラー出演したタレント上沼恵美子(66)がビデオメッセージを寄せた。

13年9月末までレギュラーを務め、相談員として「ホラ」を吹いて長年番組を盛り上げた。「この番組で育てていただいた。28歳でした。仁鶴師匠が“ナニワのヤング主婦”の代表と、でも40歳を過ぎたら“ナニワのヤング主婦”代表だった。私は何も気にしないでやっていたら、視聴者のみなさんから『どこがヤングやねん』ってクレームが来た。そこからキャッチフレーズが変わったのを思い出します」と振り返った。

「本当にこの番組は全国津々浦々まで。この番組のおかげで北海道から九州まで文化公演、中身は漫談ですが(笑い)、1人で行きました。超満員。ものすごい人気、すごいなと思った。それから私はどんどん快進撃を始めた。原点はこの生活笑百科です」と感謝した。最後に上沼は「番組の相談員は卒業しましたが、人生の相談員として、もうちょっとだけ頑張ろうと思います」と締めた。