21日に放送された、女優浜辺美波(21)主演のフジテレビ系連続ドラマ「ドクターホワイト」(月曜午後10時)最終回の世帯平均視聴率が8・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが22日、分かった。

前週の8・4%より0・3ポイント、アップした。

初回から11・4%、10・1%、10・4%、7・5%、8・1%、8・4%、7・8%、8・1%、8・4%だった。

浜辺が演じる白夜(びゃくや)は、公園で白衣姿で倒れているところを「月刊メディカルサーチ」の記者・狩岡将貴(柄本佑)に発見される。記憶喪失で、名前以外は分からずに社会性ゼロだが、医療の天才的な知識を持っている。

将貴は白夜を妹の晴汝(岡崎紗絵)と住む家に連れ帰り、母親の旧姓から雪村白夜と名乗らせる。正体不明の白夜は天才的な診断力で誤診を覆し、患者の命を救っていく。高森総合病院では病院内の各科から精鋭を集め、診断に特化した総合診断協議チーム(comprehensive diagnosis team)、通称CDTを立ち上げる。内科医で院長の娘の高森麻里亜(瀧本美織)がリーダーとなり、白夜がメンバーに加わる。

原作は樹林伸氏の小説「ドクター・ホワイト千里眼のカルテ」「ドクター・ホワイト神の診断」(角川文庫)。

最終回で、脳動脈瘤(りゅう)が破れた晴汝の手術をするために、麻里亜の兄の勇気(毎熊克哉)は警察の包囲網をかいくぐり手術室にたどり着く。春汝の命を託した将貴は、白夜と勇気の身に起きた一連の騒動に決着をつけるため、実業家の海江田国男(石橋凌)と対峙(たいじ)することを決める。

真相を解く最大のカギは、白夜と同じ“Rh null(希少血液)”の保有者で、難病を患っている海江田の娘・沢木朝絵。晴汝やCDTのためにも、自分の正体を知りたいと願う白夜を連れ、将貴はある作戦に打って出る。

ある日突然、白衣一枚をまとって将貴の前に現れ、天才的な診断能力で医師たちの誤診を次々と正してきた白夜。彼女はなぜこの世に生をうけ、なぜ医療の知識しか持っていなかったのか。その理由がついに明らかになった。