久本雅美(63)藤原紀香(50)が15日、東京・新橋演舞場で、舞台「毒薬と老嬢」(16~20日同劇場、4月16~24日大阪松竹座)の初日前会見に出席、公開通し稽古を行った。

初日を前に、久本は「一致団結して頑張っていきたい。最後まで乗り切れることを願っています」、藤原は「懸命にみんなで積み上げてきた。こんな時代やからこそ、クスッと笑える楽しい舞台になれば」と話した。

41年にブロードウェーで初演されたブラックコメディーの名作が、関西弁で応酬する作品になった。稽古期間を振り返り、互いへの思いを聞かれ、久本は「紀香さんは前の舞台終わるのが遅かったので、合流が遅かった。でも根性あるなあ。短い期間でもしっかりせりふを覚えてこられた。プロ意識があるなあと思いました」と話し、紀香も「稽古してても男前。ぱーんと言うてくれる。気持ちよく稽古させてもらいました」と話した。

せりふ量も多く、間が大切な会話劇であることから、2人とも「必死でした」と口をそろえた。 最近、毒薬を盛りたいと思った瞬間は? とブラックな質問に、久本は「毒薬よりも、私たちが元気の素を飲んで、みんなに元気になってもらいたい」と笑った。