NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の第97話が18日に放送された。驚がくの内容に、ネットには感動の声があふれた。

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※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、終戦記念日、錠一郎(オダギリジョー)とるい(深津絵里)はジャズ喫茶を訪れる。その頃、雉真家の一室でカムカム英語のテキストを見つけたひなた(川栄李奈)は、窓の外から見知らぬおじいさんに声をかけられる。そこに正午のサイレンが聞こえてくる。おじいさんはカムカム英語講座を担当していた平川唯一(さだまさし)の幻。英語ができないと悩むひなたに、「みんな英語の赤ちゃん。1日、1日、焦らずにやればいい」とアドバイスする。そしてみんなに「明るい気持ちになってほしかった」と「カムカムエヴリバディ」の英語を証誠寺の狸囃子に乗せた理由を説明した。

神社の境内を訪れたるいと錠一郎。るいの隣には、軍服を着た父稔(松村北斗)の幻が現れる。「どこの国とも自由に行き来できる。どこの国の音楽でも自由に聴ける。自由に演奏できる。るい、お前はそんな世界を生きとるよ」と優しく語りかける。そして、我にかえったるいは、錠一郎に「お母さんを捜しにアメリカに行きたい」と話す。

現実と幻、回想が交錯する内容。「カムカムエヴリバディ」のタイトルの意味が回収され、稔とるいが初めて会った。安子(上白石萌音)、るい、ひなたの3世代がつながる圧巻の内容だった。

ツイッターには「すごいわ すごいもの見てるわ」「ダメだ 涙が止まらない」「もうすごい なんにも言えない」「お盆だからすべてが魂のやりとりなのかな」「うわぁ…たくさんの時間が交錯してく」「回想シーンの畳み掛けで涙が溢れて止まらない」「カムカムで安子、るい、ひなたが繋がる」「ここへきて平川先生ご登場。そして英霊の稔さんが……。終戦の日の奇跡」「朝ドラ名物玉音放送が、英語バージョンに。そしてここで壮大なタイトルとテーマの伏線回収 さださんと川栄ちゃんのかけあいに稔さんとるい リメンバーミー状態に号泣しているよ」「稔さん…会いたかった海軍の稔さん」などとコメントが並んだ。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。