藤間爽子(27)が、TBS系で4月スタートの日曜劇場「マイファミリー」(日曜午後9時)に出演することが19日、同局から発表された。同局系ドラマに初出演の藤間は「日曜劇場『マイファミリー』に出演できること、心からうれしく、今から放送が楽しみです!」と期待に胸を躍らせた。

藤間は主演の二宮和也(38)が演じる鳴沢温人がCEOを務めるゲーム会社「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」に勤める社員・鈴間亜矢を演じる。役どころについて「仕事は優秀でも、デスクの上が片付けられなかったり、いつも同じパーカーを着ていたり…そんな鈴間さんも応援して頂けたらうれしいです」とアピールした。

「マイファミリー」は、ゲーム業界の新時代を切り開く男ともてはやされ、鎌倉で妻の未知留(多部未華子)娘の友果(大島美優)と暮らす鳴沢が、仕事を終えて帰宅すると、友果を誘拐したという1本の電話がかかってくる。身代金の要求額は5億円。通報後、すぐに神奈川県警に捜査本部が設置され、捜査一課長・吉乃栄太郎(富澤たけし)が指揮を執るなか、葛城圭史(玉木宏)ら警察が家にやって来る。そんな中、ビジネスパートナーの立脇香菜子(高橋メアリージュン)から会社の緊急事態を知らせる連絡が入る。鳴沢は5億円をすぐに用意できず、取引のタイムリミットも迫る中、現金を調達するため、ある人物との交渉を試みる。一方、未知留も大学時代の友人三輪碧(賀来賢人)東堂樹生(濱田岳)に連絡を取る。

藤間は「『マイファミリー』という題名からは想像もつかないことが起こるのがこのドラマの面白いところです。サスペンス? ホームドラマ? ひとつのジャンルにとどまらない、複雑でありながらも純粋な愛の物語。新しい感覚を、ぜひ楽しんでください」と作品の推しポイントを熱っぽく語った。

藤間は、21年7月期の日本テレビ系「ボイス2 110緊急司令室」で連続ドラマのレギュラーに初出演。同9月にAmazonプライムビデオで先行配信後、テレビ東京系で今年、放送の「僕の姉ちゃん」にも出演と、連ドラへの出演が続いている。

また21年2月には、09年に亡くなった祖母藤間紫さんの名跡を継ぎ、紫派藤間流家元の3代目藤間紫を襲名。今年1月30日に東京・国立劇場大劇場で襲名披露・紫派藤間流舞踊会を開き、成功に導いた。

日本舞踊家と女優業の二足のわらじに挑戦する日々の中で「個人としては、29歳までに何か形として残るものをやりたい」と抱負を語っており、今回の日曜劇場への出演も、その後押しになりそうだ。