Sexy Zone中島健人(28)が主演するネットフリックス作品「桜のような僕の恋人」(24日から配信)のプレミアイベントが23日、都内で行われた。

泣ける恋愛小説として話題となり発行部数が70万部を超えた、宇山佳佑氏の同名小説が原作。イベントには、中島のほか、主人公の恋人役の松本穂香(25)と深川栄洋監督(45)が出席した。

美咲(松本)に恋をした晴人(中島)は勇気を出してデートに誘うが、美咲は人の何十倍も早く老いていく病気を発症してしまう。好きな人と同じ速度で歳月を重ねることができない、残酷すぎる現実に立ち向かうラブストーリー。

中島は「この1年、僕の強い自信となり、支えてくれた作品です。原作を書店で見つけて、大好きな作品となり、表現者としてこの場に立ち、お話できるというのは役者冥利(みょうり)につきます」。松本も「思い出しても、とても温かい現場でした。この温度が少しでも多くの方に届くといいなと思います」と、配信開始を喜んだ。

制作発表会見で「最高傑作にしたい」と話していた中島は「最高傑作になりました」と断言し「世界中の方々に最高傑作にしていただきたい」。演じた主人公の晴人は、どこにでもいる平凡な青年。役作りについて「小さいころの記憶を思い出したり、監督に勧められた楽曲を聞いたり、自然体になるように心掛けました。それまで、香水をつけるのがルーティーンで僕の必要なアイテムだったのですが、撮影期間中は全くつけませんでした」。

主題歌はMr.Childrenの「永遠」。中島は「音入れの時に聞かせていただいたのですが、音楽が流れると泣いてしまって。恥ずかしいので、花粉症ですとごまかしました」、松本も「試写を見て、エンドロールで泣いていたのですが、音楽が流れるとさらに、ぶわっーと、泣いてしまいました」と振り返った。

深川監督は「映画らしい映画、日本映画らしい恋愛映画になったと思います。作品の中で7~8割は悲しいシーンとなっており、ネガティブな部分を心配していたのですが、夢に向かって進む2人の前向きさが皆さんの心に残っているのなら、よかったと思います」。