映画「護られなかった者たちへ」が、イタリア・ローマで開催した「Asian Film Festival」のコンペティション部門で上映され、女優清原果耶(20)が最優秀女優賞を受賞した。自身初の、海外映画祭での受賞となった。

劇中で、震災後の宮城県で生活保護受給者のケースワーカーという難役を演じた。見事な演技で、山路ふみ子新人女優賞をはじめ、第34回日刊スポーツ映画賞で初の10代かつ史上最年少で助演女優賞を受賞。そして、第45回日本アカデミー賞授賞式で最優秀助演女優賞を受賞してきた。

清原は「このたびは名誉ある賞をいただき、驚きながらも光栄に思います。『護られなかった者たちへ』がイタリアの皆さんにご覧頂けたことをほんとうにうれしく思います。これからも映画を愛する人間として、俳優として成長できるように努力して参ります」と力を込めた。