テレビ朝日を3月末で退社した、富川悠太アナウンサー(45)が21日までに公式サイトを立ち上げた。

その中で「4月より新天地、トヨタ自動車株式会社の所属ジャーナリストとして新たな一歩を踏み出しました。これまでの現場経験を生かした『本当のこと』への追求と挑戦を続けていく覚悟です」と報告。「併せてのご報告ですが、私のマネジメント業務を主とする株式会社オフィス・プレンティージャパンを4月11日に設立致します」と併せて報告した。

富川アナは発表した文書の冒頭で「拝啓 陽春の候 皆様におかれましては益々のご健勝のこととお慶び申し上げます。私儀 このたび、23年間勤務した株式会社テレビ朝日を退社致しました。在職中においては公私ともに格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます」とテレビ朝日退社を改めて報告。その上で、末尾に「今後とも、ご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。末筆ながら、皆様のご多幸とご発展を心よりお祈り申し上げます。本来であれば皆様お一人おひとりに、御礼とご報告をお伝えするべきところ略儀ではございますが、書中にてご挨拶申し上げます。  敬具」とつづった。

富川アナは、3月25日にテレビ朝日で放送された、金曜メインキャスターを務めたニュース番組「報道ステーション」(月~金曜午後9時54分)に最後の生出演をした。その中で「今日まで、常に視聴者の皆さんに『本当のことを伝えたい』という一心で番組に携わってきました。これから『報道ステーション』を離れ、テレビ朝日を離れますけど、やはり本当のことを追求して、皆さんに本当のことを伝えたいと、現場に、新たな現場に立ち続ける所存です。またどこかでお目にかかれたらと思います」と語っていた。

また、同29日に都内のテレビ朝日で行われた定例社長会見でも、社長を兼務する早河洋会長が、同アナがトヨタに再就職すると明らかにしていた。