俳優福士蒼汰(28)宮野真守(38)が25日、都内で、2022年劇団☆新感線42周年興行・春公演「いのうえ歌舞伎『神州無頼街』」(26日~5月28日、東京建物Brillia HALL)の開幕前取材会を行い、意気込みを語った。

福士演じる博識の若き医者が、幕末を舞台に奮闘する歌あり踊りあり、アクションありの時代劇。

秋津永流役を演じる福士は「ついに東京でたくさんの方に見てもらえるということで、非常に高揚している。大阪、静岡公演を経て自信にもあふれてカンパニーが大きな一歩を踏み出すことに期待感があります」と胸を高鳴らせた。

陽気でお調子者の口出し屋、草臥役を演じる宮野は「カンパニーの仲が非常にいい。高め合って、高め合って、かなり仕上がっているのではないか。楽しみにしてほしい」と自信をみせた。

2人はそれぞれ当て書きされたキャラクターを演じる。そのバディー感も魅力となっている。年齢差は10あるが、プライベートでも仲が良く、互いを「まもちゃん」「そうちゃん」と呼び合う。

宮野は「この人と芝居するのこんなに幸せなんだってどんどんかみしめる。いい役者なんですよ。毎公演毎公演更新されるくらい。いい役者でいい芝居するなーって」と目を細めた。福士も「(宮野は)いい人なんです。すごくいい方で、誰に対しても笑顔を絶やさない。この人とずっと一緒にいてもいいなっていうくらい一緒にいて楽な人」と応じた。

劇中、宮野は歌、福士はアクションでそれぞれ見せ場があるという。宮野は「とにかく楽しい作品です。苦しい世の中で苦しい状況が続く中、このときだけは明るく楽しんでもらえるようにエネルギーを出して舞台にいる。全力で楽しんでほしい」。福士は「大迫力のお祭り騒ぎ。単純に深く深く生き様も楽しめる」とアピールした。