落語家柳家小はん(やなぎや・こはん)さん(本名渡辺研三=わたなべ・けんぞう)が膵臓(すいぞう)がんのため4月25日午後2時30分に亡くなったことを6日、落語協会が発表した。80歳。葬儀は近親者で執り行われた。最後の寄席出演は、20年3月19日の池袋演芸場だった。

東京生まれの小はんさんは1960年(昭35)に3代目桂三木助に入門、三木助没後に5代目柳家小さん門下へ。75年に真打ち昇進し、77年2代目小はんを襲名した。