韓国で大ブームとなり日本にも上陸したドラマ「梨泰院クラス」を、竹内涼真(29)主演でリメークするテレビ朝日系連続ドラマ「六本木クラス」(7月スタート、木曜午後9時)に、女優平手友梨奈(20)が出演することが10日、発表された。平手の出演には原作者チョ・グァンジン氏の推薦もあったといい、すでに出演が発表されている新木優子(28)とダブルヒロインとなる。

平手は、主演の竹内演じる宮部新が店長を務める六本木の居酒屋「二代目みやべ」の店員、麻宮葵(あさみや・あおい)を演じる。クールで自己中な性格でありながら、IQ162で運動神経も抜群、芸術的な才能にも恵まれ、フォロワー76万人を誇るインフルエンサーでもある高校3年生。ただ世の中に嫌気がさし、全てが面倒くさいと感じてたところ、新に出会って恋心を抱き、新の夢をかなえるために、マネジャーとして会社の成長を先導していく。

平手は「今作に限らずですが、お話をいただいた時は驚きとプレッシャーをすごく感じました。まさか原作者さんから直々にお言葉をいただけるとは思ってもいなかったので、正直驚きました」とコメント。原作のグァンジン氏は平手の18年の初主演映画「響 -HIBIKI-」を見て、「主演の平手友梨奈さんが素晴らしかった。彼女は原作の葵にピッタリです」と推薦し、ちょうど平手と交渉中だった番組プロデューサーは驚いたという。

平手は「私は、原作がある作品だと、『どうだったかな?』『どう思っているかな?』と原作者さんをすごく気にしてしまうので、お言葉をいただけてとてもありがたかったです」と振り返った。

葵の役については「見る人によってそれぞれの捉え方があるキャラクターだなとは思いますが、自分的にはストーリーを通して最初に感じたのはかわいらしい、どこか憎めない女の子だなという印象です。社長(新)のためを思ってひたむきに頑張る姿や、思いが届かなくても伝えようとする姿が、カッコイイし、強いし、どこかかわいらしいなと思います。撮影はこれからですが、実際に現場に入ってそこで生まれるものを大切にして演じていきたいなと思います」と語っている。

平手はオリジナル作のファンであることも告白。「もともと『梨泰院クラス』は人に勧められて見させていただいていました。次の展開がすごく気になるストーリーで、『早く次が見たい!』という気持ちで一気見してしまいました」とし、「リメーク作品なので、もとの作品を見ていらっしゃる方も、初めて見る方もいらっしゃると思いますが、皆さんに『次はどうなるんだろう?』というワクワク感を持っていただけるような作品が届けられたらいいなと思っています」と意欲をみせた。

オリジナルの「梨泰院クラス」は20年1月から3月に韓国で放送。同月からNetflixで配信されると日本でもブームになった。「梨泰院」では対照的なダブルヒロインによる三角関係で「あなたはスア派? イソ派?」という論争も。「六本木」でも、新木が演じる、新の初恋の人で巨大外食産業の社員・楠木優香と、平手が演じる葵をめぐって「優香派?葵派?」論争が起きるかもしれない。

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