ジャニーズ事務所の4人組ユニット、ふぉ~ゆ~の辰巳雄大(35)が18日、東京芸術劇場シアターウエストで行われた主演舞台「エダニク」(29日まで)のゲネプロ後に取材に応じた。

これまで多くの舞台やドラマなどで活躍してきた辰巳が、初めて妻子持ちの役を演じる。共演する既婚者の俳優加藤虎ノ介(47)らから動きなどを学んでいるといい、辰巳は「加藤さんがお子さんの話をするときの表情を盗んだり、(自分の)めいっ子の動画を見たりました」。自身の中では理想の家庭像を描けているといい「妄想の中では遊ぶこともせず息子と嫁のためにしっかり働いて生きています。(結婚生活は)かなり順風満帆です」と胸を張った。

役作りの参考として見た映画で、職人の前腕に感銘を受けた。その場で演出の内藤裕子氏に「前腕の筋肉つけます」と宣言したといい「命をいただく仕事をしている方は、自分も命を懸けてお仕事されている。ガタイのいい方が多くて鍛えている方が多いとお聞きしまして、何か役に近づけることはないかと考えたときに、鍛えるということがあった」。

この日も舞台にあったダンベルを使い、腕をパンプアップ。普段も「胸をやって背中やって肩やって前腕までやります」とトレーニングについて明かし、「4~5キロ、体重が増えました。辰巳史上一番の肉体です」と自信を見せた。

同じく共演する小日向星一(26)は辰巳の印象について「顔が良い」と話し、「(稽古中に)仲良くなりすぎて、スタッフさんたちの間で”付き合っている疑惑”も出てました」と笑顔で振り返った。

同舞台は劇作家、横山拓也氏と演出家内藤裕子氏の初タッグ。食肉加工センターを舞台に、エネルギーに満ちた人たちの姿を描く。辰巳は「誠心誠意込めて『エダニク』という作品にむかっていきたいと思いますので、最後までよろしくお願いします」と締めくくった。