上方落語協会は31日、総会と理事会を開催し、現会長の笑福亭仁智(69)の再任を決めた。

仁智は18年、桂文枝前会長の勇退にともない、現職に就任。今回で3期目、任期は2年になる。

また、副会長も桂米団治が再任された。

仁智は、同協会を通じ「1期目は(天満天神)繁昌亭をリニューアルし、『さあ、これから』という2期目はコロナ禍で防戦を余儀なくされる2年間でした。3期目の今年は協会創立65周年。平成入門組を前面に押し出すなど、新たな展開をスタートさせるため、いろいろな企画を打っていきたいと考えています」とコメントを寄せた。

会長職については例年、任期最終2年目の4月ごろに、同協会総会で次期会長候補選を実施。今年は仁智会長が最多得票を得て、次期会長候補に決まっていた。