野沢雅子が11日、東京・新宿バルト9で行われた主演のアニメ映画「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」(児玉徹郎監督)初日舞台あいさつで、共演の神谷浩史と美容室が同じだと明かした。神谷も「20年くらい、同じ所に通わせていただいています」と認めた。

野沢は劇中で孫悟空、孫悟飯、孫悟天、神谷はレッドリボン軍のガンマ1号を演じた。野沢は笠井信輔アナウンサーから、神谷との戦闘シーンが多かったことについて聞かれると「やりやすい…こんなこと、言うの、なんですけど美容室、一緒なんですけど。こういうふうにやったら、こう受けるって分かるんですよ」と笑いながら語った。

神谷も「そうなんですよ。すっごい楽しかった。マコさん(野沢)が大好き…特別ですよね。富士山が見えると、日本人って得した気持ち、ありますよね。今までは、美容室ですれ違ったり(美容室の人から)『これからいらっしゃいます』と聞いたら『よろしくお伝えください』と言っていました」と語った。

コロナ禍の中、アフレコを声優が一緒に行う機会があったことが、この作品の良さだったと各声優は口をそろえた。神谷は、野沢とアフレコをともに出来て学びが多かったと、しみじみ語った。

神谷 (コロナ禍以降のアフレコは)バラバラで収録した相手のセリフを聞くことが多かった。でも(自分の収録の段階で、掛け合いをする相手のキャラクターの演技が)完成しているんですよ。この人は完璧に出来ているのに、なぜ…と、自分が出来ない感覚になる。一緒に作業すると、マコさんでさえ試行錯誤が見える…より、よく見せようというのが天下の野沢雅子にもある。マイクの前で試行錯誤して良いんだと思った。

一方、野沢は、笠井アナから、アフレコ時に敵役の声優と会話しないようにしているという、役作りのこだわりについて聞かれると「敵役とお休みの時に話すと、情が移る。私、口きかないです」と説明。一方で、同アナから、神谷と話をして大丈夫だったかと聞かれると「今回は大丈夫…美容室が一緒だから」と胸を張った。