ディーン・フジオカ(41)が17日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた主演映画「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」(西谷弘監督)初日舞台あいさつに登壇。

2019年(平31)10月期にフジテレビ系で放送された月9ドラマ「シャーロック」から、ここまでバディを組んできた三代目 J SOUL BROTHERS岩田剛典(33)に感謝しつつ「この作品の、続きが見たいなと思っております」と続編を熱望した。

劇中で、フジオカが演じた誉獅子雄と岩田が演じた若宮潤一は、名探偵バディとして数々の難事件を解決してきた。檀上でナンバーワンのものについて聞かれると、まず岩田が「この作品と出会えたこと。映画が公開されるまで、ドラマの放送から足掛け3年…プロジェクトを何とか成功に導くんだという思いがあって。最初の立ち稽古なんか今でも覚えてる。あそこから始まって、ここまでパワーアップして映画を届けられる事実が、とても誇らしい」と答えた。

その上で、フジオカについて「僕は勝手に、背中で語る男…武士道的なものを感じる。凜(りん)として真摯(しんし)…ある種、完ぺきなイメージで思っていましたけど、メチャクチャ、内に燃えたぎる情熱が誰よりある」と評した。そして「何よりも自分にとって刺激になりましたし…心から感謝しています。リスペクトできる先輩と出会えたのは『シャーロック』のおかげ」と熱く語った。

それを受け、フジオカも「初めて、フジテレビの湾岸スタジオで会って『ガンちゃんと呼んで良いか』と許可を得た」と振り返った。その上で香港、台湾で芸能活動を始めたことを踏まえ「仲間というものを、自分は、ずっと求めて活動というか、生きてきているわけです。自分の生まれた国ではないところで、この業界に入って、日本に戻って仕事したり、生活するイメージを持たずに、ずっと人生を途中まで生きてきた。いろいろな経緯があって、母国に少しずつ戻ってくる縁があった時、一緒に前に進める仲間と出会いたいなという気持ちで、日本で活動を始めたことを、すごくハッキリ覚えている」と続けた。

そして「初日舞台あいさつに立たせて頂いて、1つの作品を世に放てる。改めて、ガンちゃんとの出会いの日を、かみしめながら隣に立たせてもらった。ガンちゃんの言葉も、この世界で、1つ1つの発言を自分の人格、信用に重ねながら、我々はやっている部分ああって…。そういう言葉をいただけたのは、ガンちゃんという最高のバディー。ガンちゃんと出会えたから、ここまでたどり着くことが出来たと改めて確信した」と岩田に感謝。「この先、どういう風にこの物語が進んでいくかを、より見てみたいなと改めて思った」と続編の製作を改めリクエストした。

「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」では、初めて東京を離れ、閉ざされた離島が舞台となる。資産家の死と、誘拐事件の真相を探りに、瀬戸内海のある島に降り立つ獅子雄と若宮。待ち受けていたのは、異様な佇まいの洋館と、そこに住まう一癖も二癖もある華麗なる一族の面々と、怪しき関係者たち。やがて、2人が恐ろしき真相にたどり着く。