俳優の福山雅治(53)が26日、長崎県内で行われた「長崎スタジアムシティプロジェクト」の新CM・新スローガン発表会に出席した。

同県の観光名所、グラバー園からの生中継でスーツ姿で登壇。企画監修・総合演出・出演を務めた同日から全国放送の新CMを初公開したほか、スローガンに決定した「N team」に込めた思いも語った。

福山は「人生の選択肢、これは可能であれば多ければ多い方が良い。僕はそう思っています」と語り「長崎で18年間過ごしていました。当時、この故郷長崎に僕は選択肢というものを求めていました。誰もが1人1人の個性を持っています。人生にはその個性の数だけの生き方があっていいと思っています。そしてその個性はその人だけが持つ光だと呼べるのではないでしょうか。その光が集まり、その光が強く強く輝けるように、そしてその輝いた光が誰かを照らすことができるように。無数の無限の可能性を感じられるるように、長崎スタジアムプロジェクトはその始まりの場所です」と力を込めた。

長崎スタジアムシティと共に生きる生活を通じて「なりたい自分を描くことができる、そんな場所になってほしい」と願いも語り「当時、18歳だった僕はそのことを見つけることができずにいました。でも今回のプロジェクトに携わって、今はわかるようになりました。いくつになっても年齢関係ありません、自分が憧れる自分であること、そしてそのこと自体を楽しむ、長崎を自分を、もっともっと一緒に面白がりませんか」と呼びかけた。

同プロジェクトは、同県に本社を置く通信販売大手ジャパネットグループがサッカースタジアムを中心に、アリーナ、ホテル、オフィス商業施設を併設した街づくりを目指すもので、2024年完成・開業予定。この日は長崎県内で起工式も行われた。

福山は故郷長崎について「外から見たりとか、大河ドラマをやった時に勉強するに当たり、長崎には1500年当時から始まった500年以上にわたる素晴らしい歴史がある。もちろんいい歴史だけじゃなくて悲しい歴史もあるんですけど、それも含めてひとつの魅力として、日本、世界へ発信できる場所だと思っていました」と思いを語り「若い世代が今回のプロジェクトを見て、すごいことが始まりそうだな、わくわくできるなと思ってくれたらうれしいし、住み続けているみなさまも、何かちょっといい感じになりそうって思ってほしいです。平たく言わせてもらうと、一緒にやりましょう。これに尽きます。老若男女問わず、みんなと一緒にやっていきましょう」とメッセージを送った。