ジャーナリストでキャスターの安藤優子氏(63)が10日までに自身のインスタグラムを更新。安倍晋三元首相死去への強い悲しみを記し、生前の交流も明かした。

安藤は「深い悲しみ」と書き出し、06年10月に撮影した安倍氏とのツーショット写真を掲載。「安倍元総理がなぜ命を奪われなくてはならなかったのか、あまりにいろんなことが浮かんで来て、言葉になりません。写真は、安倍さんが初めて政権の座に就いた翌月に、中国、韓国を相次いで訪問され、同行取材をした時のものです。外交の場面ではいつも独特の存在感を放っておられました。その評価は様々でしょうが、亡きお父様の悲願を叶えて総理の座に就かれた安倍さんは、やる気がみなぎっていました」とつづった。

そして「その後、何度もインタビューや取材をさせていただきましたが、思い出すのは、一緒に暮らしている犬のクリニックについて、あれこれ情報交換をしたことです。今はなぜかそんなことばかりが思い出されます。政治信条が相容れずとも、同期当選の共産党の志位さんが、悲しく、寂しいと言っておられました」と続けた。

安倍氏は8日、奈良市内で街頭演説中、男に銃撃され死去。元海上自衛官の無職山上徹也容疑者(41)が殺人未遂容疑で奈良県警に現行犯逮捕された。安藤は「なぜこんなことが起きてしまったのか? なぜこんなことを容疑者は引き起こしたのか? このなぜを考える責任が私たちにはあるのではないかと考えます。何度も病から立ち上がって走って来られた安倍元総理、どうか今はゆっくりとお休みください。ありがとうございました」と記した。

安藤氏は「FNNスーパータイム」「FNNスーパーニュース」「ニュースJAPAN」「直撃LIVE グッディ!」など、おもにフジテレビ系報道・情報番組のメインキャスターや総合司会として活躍。政治や事件などで豊富な海外取材経験を持っている。