沢口靖子(57)が主演するテレビ朝日系ドラマ「科捜研の女」が10月から火曜午後9時に放送されることが11日、分かった。

「科捜研」は99年の番組スタート以来、すべて「木曜ミステリー」枠で放送されてきたが、23年以上続いた同枠が7月期で終了。そのため「今後どうなるのか?」と注目されていた。

放送枠移行に伴い、新しいイメージビジュアルも制作。そこでは沢口の演じる京都府警の科学捜査研究所捜査官・榊マリコが、これまでと異なるクールなイメージで描かれている。沢口は「みなさま、驚かれたでしょうか? 新たなステージの幕開けを前に、高揚感と緊迫感、期待感にあふれる思いでカメラの前に立たせていただきました」と、気持ちをあらたに榊マリコ役に向き合っていると明かした。「みなさんとお目にかかれるのはもうすぐです。ブラッシュアップされて生まれ変わった『科捜研の女』をどうぞ楽しみにしていてくださいね!」とアピールしている。

テレ朝にとって「火曜午後9時」のドラマ放送は、06年4月期の「富豪刑事デラックス」以来、16年半ぶりのプライム帯(午後7~11時)ドラマ枠の新設となる。プライム帯は最も視聴率が高くなるため、各局とも花形となる番組が並ぶ。そこに、現行の連続ドラマで最多シリーズ記録を更新し続けている看板ドラマのシーズン22をぶつけてきたわけだ。

既に発表している水曜の「相棒」と木曜の「ザ・トラベルナース」に加えて火曜の「科捜研の女」。テレ朝の10月期は午後9時が看板ドラマゾーンとなりそうだ。

◆「科捜研の女」 1999年(平11)10月にスタート。19年には20周年の節目を迎え、4月から20年3月まで1年間通して放送した。21年には初映画化した「科捜研の女-劇場版-」を公開した。