米映画「クレイジー・リッチ!」(2018年)でゴールデン・グローブ賞映画ミュージカル・コメディ部門の主演女優賞にノミネートされて注目を浴びたアジア系女優コンスタンス・ウー(40)が、3年前にSNSでの発言が炎上したことで自殺を試みたと明かした。

19年にメインキャラクターの一人を演じていたドラマ「ファン家のアメリカ開拓期」の新シリーズ出演を巡って不満とも取れるツイートをして炎上後SNSを休止していたウーは、3年ぶりとなる長文を投稿して「当時のツイートは不注意なものだった」と釈明。アジア系の俳優仲間からも「アジア系コミュニティーを傷つけた」と批判のDMを受け取ったことを明かし、「自分はアジア系米国人の恥であり、生きている価値はないと思った」と告白。それがきっかけで自殺を図ったものの発見した友人によって救急搬送されて助かったと明かした。

SNS復帰は怖かったと心境を述べる一方、「勇気を出してこの物語をシェアすることで、誰かの助けになれば」と投稿を決めた理由を説明している。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)