俳優山崎賢人(27)が、10月スタートのTBS系連続ドラマ、日曜劇場「アトムの童(こ)」(日曜午後9時)で主演を務めることが30日、分かった。山崎は、「半沢直樹」などで知られる同局の看板枠での初主演に「キャスト・スタッフ一丸となって、全力でおもしろい作品が撮れたら」と意欲をみせている。

民放連ドラでは、フジテレビ系「グッド・ドクター」以来、約4年ぶりの主役。日曜劇場には、17年「陸王」以来の出演となる。当時について「毎週感動を与えることができるすごく熱いドラマの枠だなと感じていました」と回想した。

今回山崎は、ゲーム業界で、大資本の企業に立ち向かい、成長していく若き天才ゲーム開発者という役どころ。「子どもから大人まで、みんなが触れてきたゲームというものを通じて、いろいろな世代の方に楽しんでいただけるストーリーになっているかと思います」とアピール。「毎週日曜よる9時が楽しみになるような、家族みんなで見て熱くなれるような最高の作品にしたいと思っていますので、ぜひ楽しみにしていてください!」と呼びかけた。

中井芳彦プロデューサーは、大企業を恐れず、群れず、たった1人で闘う主人公像が「数々の映画・ドラマで活躍する山崎賢人さんが自然と重なりました」。さらに「この役は、絶対に山崎賢人さんしかいないと思ってオファーさせていただきました」と起用理由を明かした。

山崎は、主演を務める映画「キングダム2 遥かなる大地へ」が大ヒットするなど絶好調。20代で、日曜劇場枠の主演を務めるのは、20年「テセウスの船」の竹内涼真(29)以来。民放連ドラの名門枠で大暴れする。