アンガールズ田中卓志(46)が、母親が作ってくれたお弁当についてつづったエッセイ「最高の食事」(「小説新潮」2021年11月号掲載)が、日本文藝家協会の「ベスト・エッセイ2022」に選出された。田中は「これからは少しだけエッセイストみたいな顔をして街を歩きたい」と笑いまじりに、喜びのコメントを寄せた。

「ベスト・エッセイ」は、作家・日大理事長の林真理子さんが理事長を務める日本文藝家協会が編さんし年に1度刊行される単行本で、「-2022」は前年2021年に新聞・雑誌等の媒体に発表されたエッセイの中からえりすぐった75編が収録されたアンソロジー。田中の他、ノンフィクション作家の沢木耕太郎さん、芥川賞作家の宇佐見りんさん、ミュージシャンで作家の尾崎世界観らのエッセイが選ばれている。選考委員も、林さんの他、角田光代さん、藤沢周さん、堀江敏幸さん、町田康さん、三浦しをんさんら、一流の作家がそろう。田中のエッセイは文学界から“お墨付き”を頂いた形となった。

田中は「2021年に『毎月エッセイを書いてみては?』というオファーが小説新潮さんからあり、正直自分みたいな人間が書けるのか心配だったのですが、毎月コツコツと書いていくうちに少しずつ楽しんで書けるようになり、その結果「ベスト・エッセイ」の1つに選ばれるという評価をいただき、感謝と喜びでいっぱいです!ありがとうございます!」とコメント。「これからは少しだけエッセイストみたいな顔をして街を歩きたいと思います!(`・ω・´)」と喜んだ。

田中のエッセイ「最高の食事」は、ネット公開時に280万PVと大きな反響を呼んだ作。あるバラエティー番組で田中さんが見せた母親への愛情にスタジオ中が涙した、という心温まる内容となっている。