お笑い集団・大川興業副総裁、寺田体育の日(60)が10日、兵庫・甲子園球場で行われた、夏の甲子園大会1回戦で埼玉代表の母校・聖望学園が8-2で秋田代表の能代松陽を破った試合を見届けた。

初出場で準優勝した08年の選抜以来の甲子園観戦での快勝に寺田は「うれしいです。今年は県予選でもシード校じゃなかったので、早く負けるんじゃないかと予選1回戦から応援に行って、無理な時はネット観戦で応援してきました。埼玉の決勝で強豪の浦和学院を破った時は、高校野球は何が起こるか分からないと実感しました。試合をするごとに強くなって来ている感じですね。次も行けると思います」と笑顔を見せた。

寺田は、前日9日の午後10時半に東京駅を深夜バスに乗って出発。9時間かけて、午前7時半に大阪・梅田に到着。午前8時開始の第1試合、大阪桐蔭(大阪)が旭川大高(北北海道)を6-3で破った試合からライトスタンドで観戦した。「予算の関係で4100円の深夜バスに初めて乗ったんですが、一睡も出来ずに炎天下でまいりました。チケットを買わずに行ったら、コロナの関係なのか聖望応援団の一塁側アルプススタンドに入れなくて、外野のライトスタンドで金網越しに一緒になった気持ちで応援していました。ちょっと悲しかったけど、勝ててよかったです」と振り返った。

母校の勝利を第2試合で見届け、本来なら第3試合まで見る予定だったが、暑さで熱中症気味になったため、新幹線で東京の自宅にすぐ戻った。「今日からお盆期間に入って、深夜バスの料金が倍になっているんですよ。だから体力の限界もあって、すぐに新幹線で帰って来ました」。

遊ぶ暇はなかったが「名物の甲子園カレーを食べました。うまかったですね」。そして「カチワリ? それ、なんですか。よく分からないですね」と夏の甲子園の名物を知らないという、驚くべき天然ぶりを見せた。

次の2回戦は、14日の第3試合で大阪桐蔭と対戦する。「強豪ですけど、1回戦の勝ちっぷりは、うちの方がいいから勝てると思います。問題は体力と金銭面ですね。大川興業で援助しくれるかどうか。聖望の応援団のバスに乗せて行ってもらえるか調べようと思います」と話していた。