シンガー・ソングライター、泉谷しげる(74)が、14日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演し、年内で音楽活動を引退する吉田拓郎(76)について「勇気を尊重する」と話した。

拓郎と泉谷は、75年に井上陽水、小室等と4人で「フォーライフレコード」を設立した盟友でもある。

泉谷は、拓郎について「あの男はとんでもない野郎で、わがままの代表みたいなやつ。どんだけ迷惑してきたか」と笑顔。かつて拓郎メインのコンサートに南こうせつらとゲスト出演した際、結局拓郎が来なかったというエピソードを披露した。「翌日、理由を聞いたら『雨が降っていたから行きたくなかった』って。殴りましたよ」と笑い、「当時は天気が悪いと行かないミュージシャンは多かった」と語った。

また「拓郎がすごいのは、やりたいことは物事を強引に決めていく。嬬恋コンサートに5万人集めたり、初めてのことばかりやる。退屈が嫌いなんだ」と語り、「あの男が引退を考えたとしたら、相当悩んだと思う。その勇気たるや。相当な決断だと思うので尊重する」と話した。