岡田将生(33)と清原果耶(20)が、台湾アカデミー賞(金馬奨)最多5冠の映画「1秒先の彼女」(チェン・ユーシュン監督)の、日本版リメークに主演することが18日、分かった。原作は、人よりワンテンポ早い彼女と遅い彼の、消えた1日をめぐるラブストーリーだが、日本版は舞台を京都に移して男女のキャラクター設定を反転。タイトルは「1秒先の彼」(山下敦弘監督、23年夏公開)に決まった。

◆「1秒先の彼女」 郵便局員シャオチー(リー・ペイユー)はダンス講師とデートの約束をするも目覚めるとなぜか翌日に。失った1日の行方を捜し始めると見覚えのない自分の写真や私書箱の鍵が見つかる。謎が深まる中、毎日手紙を出しに来るバス運転手グアタイ(リウ・グァンティン)が手掛かりを握っていると知る。同作や、外国語映画として米アカデミー賞で初の作品賞を受賞した韓国映画「パラサイト 半地下の家族」など、良質なアジア映画を日本国内に配給してきたビターズ・エンドが幹事としてリメーク作製作を主導する。