英ロンドンのウェストミンスター寺院で19日に執り行われた英国のエリザベス女王の葬儀で、メーガン妃(41)が流した涙は「演技」だったと王室作家のトム・バウアー氏が推察した。

英ニュース専門局GBニュースのインタビューで「メーガン妃の涙は女王のためではなく、自分自身のため」と述べた。

今夏に出版されたメーガン妃の暴露本「リベンジ(復讐):メーガン、ハリー、そしてウィンザー家間の戦争」の著者として知られる同氏は、これまでも妃をたびたび批判してきたことで知られる。

黒のケープ付きドレスにツバの広い帽子、黒の手袋姿のメーガン妃は、葬儀ではチャールズ国王とカミラ王妃の真後ろの2列目の席に夫ヘンリー王子と並んで着席しており、世界中がその様子を見守っていた。葬儀の最中はツバの影で表情は見えにくかったものの、葬儀を終えて寺院の外に出た際に涙を流す姿や手袋で涙をぬぐうようにする様子がキャッチされ、話題になっていた。

司会者から感情的に見えた妃について、女王と近い関係だったのか尋ねられたバウアー氏は、「涙を流していたのか、それともハリウッド女優が涙を流すしぐさをした方が良いと思ったのか、どちらですか?」と皮肉を込めて回答。そして、「泣いていたのは自分自身のためだと思います。間違いなく、女王のためではありません」と話した。

妃が王室離脱後に移住した米国で受けたテレビインタビューで、女王に対して無礼な物言いだったと指摘し「女王と近い関係ではない」と断言。自身の著書で、女王が昨年に夫のフィリップ殿下が死去した際にメーガン妃が葬儀に参列しないことを知って「良かった」と側近に漏らしていたことに言及し、女王はメーガン妃を快く思っていなかったと指摘した。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)