女優奈緒(27)主演の日本テレビ系水曜ドラマ「ファーストペンギン」(午後10時)の第3話が19日、放送され、平均世帯視聴率が7・1%(関東地区)だったことが20日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は4・1%だった。

第1話は平均世帯8・9%、個人4・9%、第2話は平均世帯7・5%、個人4・1%と推移している。

同作は23歳で2歳の息子を育てながら全く知見のない漁業の世界へ飛び込み、魚などを市場を通さず、直接消費地へ販売するシステムなどを確立した坪内知佳氏の実話がモデル。ファーストペンギンとは、臆病なペンギンの群れの中で、最初に海に飛び込む勇気ある1羽を指した言葉で、奈緒がひょんなことから港の漁師たちのボスとなり、古き慣習を打ち破って改革を進める若きシングルマザー、岩崎和佳役を演じる。脚本は「白夜行」「天皇の料理番」など多数の人気ドラマを手がけてきた森下佳子氏が手がける。

第3話では「お魚ボックス」の注文を増やすため、岩崎和佳(奈緒)は東京の飲食店に営業をしに行くことに。息子の進(石塚陸翔)を昼は保育園、夜はママ友の山藤そよ(志田未来)に預けて、東京との往復を繰り返す多忙な日々を送っていたのだが…。

その頃漁港では、漁協の組合長・杉浦久光(梅沢富美男)が吹聴した、和佳は詐欺師であるといううわさが広まりつつあった。そんな中、進は誕生日を迎える。この日も和佳は東京に出かけており、進は片岡洋(堤真一)たちと一緒に、船団の事務所で帰りを待つことに。

しかし、和佳は約束の時間を過ぎても帰って来ず、片岡が何度電話をかけてもつながらない。翌朝になっても連絡がつかない和佳のことを、漁師たちは「男と一緒なのでは?」と疑い始めるが、片岡だけは、「子供の誕生日に母親がそんなこと…」と和佳を信じようとする。

しかし、そこに磯田高志(吹越満)が会社の出納記録を持って飛び込んでくる!片岡が和佳に預けていた船団の口座から、大金が引き出されていたことが発覚し…!?