乃木坂46齋藤飛鳥(24)が、12月7日発売の31枚目シングル「ここにはないもの」でセンターを務めることが5日、明らかになった。公式YouTubeチャンネル「乃木坂配信中」で行われた生配信で同曲のパフォーマンスを初披露した。前日4日、年内いっぱいでグループでの活動を終了し、来年卒業コンサートを開催することを発表しており、自身のラストシングルとなる。

冒頭1人で登場して、ファンにあらためてあいさつした。「約11年在籍した乃木坂46を卒業することに決まりました。発表してからすぐに生の声をお届けできると思っていなかったので、そわそわしています」と笑った。「11年間楽しく活動させていただきました。いろんな場所に行ったり、いろんな人と出会ったり…」と振り返った。

「今年の全国ツアー、こうやってこの景色を見られるのも最後になるかもしれないと思っていたから、いつにも増してお客さんとか、メンバーの楽しそうな姿とかを見ていました」と言うと、涙ぐんで後ろを向いた。「今年は特にいろんな子が話し掛けてくれて、楽しかったんですね、すごく」などと話し、ライブ会場の風景などを回想すると再び涙した。「いろんなことが1つ1つ、大切な思い出になりました」と声を震わせた。

「ここ(目の前)に、メンバーが並んでいて。なんかちゃんと寂しいなって。卒業を決めてから多分、初めて涙が出ました。なんか寂しくなっちゃった」と明かして、両手で涙をぬぐった。「ちょっと泣くのはもうこのへんにして、せっかく作れたすてきなパフォーマンスを、皆さんにいい形でお届けしたいと思います。じゃあ、いきますね」とメンバーたちとアイコンタクトした。

「泣いたの、見なかったことにしてもらっていい?」と照れ笑いし、「皆さん、心して見てくださいね。それでは聴いてください。『ここにはないもの』」と紹介。都内の、ビルの屋上で、新曲を初パフォーマンスした。

シングルセンターは19年5月発売のシングル「Sing Out!」以来3年半ぶり、5回目。単独センターは4回目で、卒業した西野七瀬(28)に並び歴代2位タイ(単独センター1位は生駒里奈の6回)となった。

また今作の選抜メンバー18人も明らかになり、4期生の林瑠奈(19)が初めて選抜入りした。3期生の阪口珠美(20)が「Sing Out!」以来3年半ぶりに選抜復帰となった。4期生早川聖来(22)も2作ぶりに復帰した。