女優奈緒(27)主演の日本テレビ系水曜ドラマ「ファーストペンギン」(午後10時)の第7話が16日、放送され、平均世帯視聴率が7・0%(関東地区)だったことが17日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は3・8%だった。

第1話は世帯平均8・9%、個人4・9%、第2話は世帯平均7・5%、個人4・1%、第3話は世帯平均7・1%、個人4・1%、第4話は世帯平均7・7%、個人4・3%、第5話は世帯平均7・3%、個人4・2%、第6話は世帯平均7・5%、個人4・0%と推移している。

同作は23歳で2歳の息子を育てながら全く知見のない漁業の世界へ飛び込み、魚などを市場を通さず、直接消費地へ販売するシステムなどを確立した坪内知佳氏の実話がモデル。ファーストペンギンとは、臆病なペンギンの群れの中で、最初に海に飛び込む勇気ある1羽を指した言葉で、奈緒がひょんなことから港の漁師たちのボスとなり、古き慣習を打ち破って改革を進める若きシングルマザー、岩崎和佳役を演じる。脚本は「白夜行」「天皇の料理番」など多数の人気ドラマを手がけてきた森下佳子氏が手がける。

第7話では、テレビ出演のおかげで、「お魚ボックス」の売り上げは絶好調に。人手が不足してきたため、和佳は人員募集をすることに。その頃漁協では、組合長・杉浦久光(梅沢富美男)のもとへ、地元の有力者・辰海一郎太(泉谷しげる)がやって来て、「さんしをつぶすには『針』を仕込めば良いのだ」と不敵な笑みを浮かべ…!?

しばらくして、さんし船団丸には新人3人が加入。どうやらその中の1人が、辰海の差し金で紛れ込んだ「針」らしいのだが、何も知らない漁師たちは、浜に若者が来てくれたことを喜び、歓迎ムードに。

多忙な和佳に代わって、片岡洋(堤真一)が自ら教育係に名乗り出るも、世間知らずで空気を読まない大卒の新人・小森賢太郎(北川尚弥)の振る舞いに、皆のストレスはたまっていくばかり。船団の空気がどんどん険悪になる中、命にかかわる大きな事件が…!?