俳優中川晃教(40)が24日、東京・大井競馬場で、ミュージカル「チェーザレ 破壊の創造者」(来年1月7日~2月5日、東京・明治座)の制作発表会見に出席した。

15世紀に活躍したイタリアの軍人を描いた作品。馬の名手だった主人公にちなみ、中川は馬に乗って登場した。

中川は「まだ1人で馬に乗って走るというところまではできません。サッカー日本代表の姿に勇気をいただいて、今日は頑張ってみました。しかし、心の中ではちょっとドキドキ、バクバクしていた部分も隠し切れませんでした」と苦笑いしつつ、劇的勝利に気合を重ねた。

初ミュージカルで、初めて観客の前で歌を披露するEXILE橘ケンチ(43)は「そうそうたる出演者の方と稽古させてもらっていますが、新鮮な発見があって、驚きがあって、ワクワクしてドキドキしております。この作品に命をかけるぐらいのつもりでいきたいという思いが、メラメラと沸き立っています」。

別所哲也(57)は「絢爛(けんらん)豪華な衣装をまとって、すばらしいミュージカルに参加できること光栄に思っています。この仕事を始めて35年。お初ということがなくなってくるんですが、明治座に立たせてもらえるのは初めて。新鮮な気持ちで作品を届けてまいりたいと思います」と話した。

明治座150周年記念の作品で、初めてオーケストラピットが使用される。中川は「オーケストラピットから音楽のシャワーがあふれ出て、劇場いっぱいに満たされていく-。その日を夢見て、希望を絶やさずに作品に挑んでいきたい」と決意を語った。