昨年8月に死去した俳優千葉真一さんの弟子で俳優の若山騎一郎(57)が25日、東京タワーで開催中のイベント「おんせん県おおいた『地獄蒸し祭り』」に出席し、特設ステージで弟子とともに、千葉さんや実の父である若山富三郎さんが出演した映画「魔界転生」の立ち回りを披露した。

若山は、妻との新婚旅行で訪れるほど同県に縁が深いという。同イベントには毎年参加してトークショーなどで盛り上げてきたが、コロナ禍で3年ぶりの開催となった今回、初めて立ち回りを披露。キレキレのパフォーマンス後には「おやじ」と慕った千葉さんについて「去年亡くなっちゃったんですけど…(存命なら)たぶん今日来ているはずでした…。こういうショーや立ち回りが大好きだった」と懐かしんだ。

自身の弟子との立ち回りの後には、会場に足を運んでいた、千葉さんの立ち上げたジャパン・アクション・クラブ(JAC)代表の西田真吾(59)をステージに呼び寄せ、急きょ2人で立ち回りを披露。打ち合わせなしでも息ぴったりの剣裁きに会場からは大きな拍手が湧き起こった。

同イベントは、大分県の魅力を発信するもので、コロナにより、3年ぶり12回目の開催となった。名物の移動式すしトレーラー「すし寅」、1万リットルの別府温泉源泉かけ流し特設コーナー、各市町村の出店、「地獄蒸し」体験コーナー、大分にゆかりのあるアーティストによるステージなどが27日まで展開される。