演歌歌手原田悠里(67)が30日、東京・中野の「なかのZERO大ホール」で40周年記念公演を行った。この日発売の新曲「淡月」やミリオンヒット曲「木曽路の女」、故郷・熊本県天草のご当地ソング「天草の女」などを歌唱。後輩歌手の水田竜子(45)と水城なつみ(28)も応援に駆けつけた。

公演前には取材に応じ、40周年を迎えた思いなどを語った。

-40周年です

原田 北島(三郎)先生に歌手にさせていただいて40年。40周年というよりも41年への新しい1歩という気持ちです。

-振りかえっていかがでしょうか

原田 歌手になりたくて、子どものころから夢を描いていました。歌手になれて私は幸せものです。周囲からは「人柄がいい」と言われることがあります。自分でそうは思いませんが、(周囲にほめていただける)人柄と素晴らしい人たちに守られての40年です。

-今日30日に「淡月」を発売。女性の情念をテーマにした作品です

原田 不倫の歌詞だと思うのですが、女性の中にある願いというか生き続けている思い、私の中にある願望を託しています。ミュージックビデオでは、果てしなく広がる宇宙の大きさと人間の小ささを感じてほしいです。

-カップリング曲は「嘘つきキツツキ」。ツキといえば、サッカーW杯で日本代表はツキに見放されている気がします

原田 ドイツに勝って、コスタリカに負けた。勝負はそんなもの。私にも背水の陣は40年の間にあってどん底もありました。そこから頑張ってきました。日本選手も、次戦の相手(スペイン)は強いと思いますがあきらめないで頑張って欲しい。

-来年1月21日に故郷の天草で40周年記念のチャリティーコンサートを開催。母校の天草高校吹奏楽部とコラボレーションをします

原田 毎回、周年には故郷でコンサートをやっています。地震やコロナなどがあり、天草の市長さんから、歌でみんなを元気にしてほしいと言われました。天草を元気づける先頭に立つのが原田悠里です。「オール天草」という気持ちで、地元で活躍をしている芸能人も出演します。少しでも故郷の皆さんの力になりたい。

-今後の45周年、50周年に向けて

原田 北島先生が今年で60周年。素晴らしい師匠のもとで歌わせていただいています。コロナ禍で心と体を鍛え直しました。これから第1歩を踏み出して、まだまだ行けるぞと思っています。

-先日のディナーショーでセクシーなミニスカートを披露しています

原田 70歳になってもミニスカートでポーズを決める歌手でいたい。皆さん、優しく厳しく見守って(笑い)。これから1歩ずつ頑張ります。