俳優吉沢亮(28)主演フジテレビ系連続ドラマ「PICU(ピーアイシーユー) 小児集中治療室」(月曜午後9時)の最終回となる第11話が19日に放送され、平均世帯視聴率が8・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが20日、分かった。

初回から10・3%、7・5%、9・2%、9・1%、7・5%、8・4%、8・3%、8・4%、8・5%、8・4%。

平均個人視聴率は4・8%だった。初回から6・1%、4・3%、5・3%、5・2%、4・3%、4・9%、4・7%、4・9%、5・0%、4・8%。

吉沢のドラマ出演は、昨年主演したNHK大河「青天を衝け」以来。PICUはPediatric Intensive Care Unitの略で小児専門の集中治療室。15歳以下の子供を対象の“子供のためのICU”だ。吉沢が演じるのは北海道で生まれ育った、27歳の駆け出しの小児科医・志子田武四郎(しこた・たけしろう)。幼いころに父親を亡くし、母親の南(大竹しのぶ)に女手ひとつで育てられた。丘珠病院に新設されたPICUに異動を命じられ、科長で小児集中治療のパイオニア植野元(安田顕)と出会った。

第11話では、北海道で大きな地震が発生し、徐々に各地の被害が明らかになってきた。武四郎は、地震の影響で直前になって手術が中止・延期になってしまった小松圭吾(柊木陽太)くんのことが心配でならなかった。

一方、北海道庁では知事の鮫島立希(菊地凛子)を中心に、情報の収集が続けられていた。鮫島知事は、各市区町村に地域の病院と連携をとるよう通達を出す。

そんな中、丘珠病院のPICU科長・植野のもとへ、道東総合病院のERから連絡が入る。地震の影響でトンネルが崩壊し、スキー旅行に来ていた小学生グループが巻き込まれたというのだ。植野は、この緊急事態に対応するべく体制を整えようとする。